手の外科専門外来
【手の役割】
手は、物を掴む、投げる、打つなどのダイナミックな動作から、字を書く、物を摘む、針穴に糸を通すなどのきわめて繊細な動作に至るまで様々な運動を司る器官として複雑な構造と機能を有しています。


今から400 ~ 500 万年ほど前に、人類は直立二足歩行を開始したとされていますが、その頃から人は自らの「手」を使い、衣・食・住に必要なさまざまな道具や武器などを作るようになりました。そして「手」を使い、ものを創作することが脳を飛躍的に発達させることとなり、そこに文明の発展がもたらされたともいわれています。
物を創作するための複雑な動作を可能とする器官「手」が、さまざまな原因によりその機能を十分に果たせなくなると、我々は日常生活において多大なる支障を被ることになります。

【手の外科専門医とは】
「手の外科専門医」とは、整形外科領域の中でも、特にこの「手」の障害を治療するために必要とする専門的知識と技術を修得した医師たちをいいます。適切な治療のためには豊富な専門知識と同時に、高度な技術が要求されるため、最初に適切な治療を受けなかったことにより正常な手の機能を回復することができなくなる可能性があります。
【担当医師の紹介】

亀山 真 医師
担当:第5土曜日
当院では、第5土曜日の午前に慶應義塾大学整形外科「手の外科グループ」に所属しておられる「手の外科専門医」の亀山真医師を招き、「手の外科専門外来」を開設しています。
手の疾患でお悩みの方は、是非一度、当院「手の外科外来」をご受診下さい。
以下は、DITN(2009年2月号)に掲載された「糖尿病患者の手病変」に関する、亀山医師による記事です。こちらのPDFファイルにより拡大してご覧いただけます。

【当院の手の外科専門外来における対象疾患】
- 手根管症候群
- ばね指
- ドケルバン病
- ガングリオン
- デュピュイトラン拘縮
- 肘部管症候群
- 神経損傷
- 腱損傷
- キーンベック病
- 上腕骨外側上顆炎
- 橈骨遠位端骨折
- 橈骨頭骨折
- 舟状骨骨折
- 上腕骨顆上骨折
- 遠位橈尺関節損傷
- 三角線維軟骨損傷
- 舟状月状骨間離開
- 腕神経叢損傷
- 変形性関節症
- 関節の拘縮
- 切断指
- 小児弾発指
- 合指症、多指症
- 関節リウマチ
上記以外でも何らかの手の障害でお悩みの方は、是非一度、吉野整形外科「手の外科専門外来」をご受診下さい。
吉野整形外科、手の外科専門外来は「第5土曜日」に行っています。
TEL 045-431-0111